loading…

4年連続で働きがいのある会社に選出!

昨日、Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)から、「2023年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング ベスト100」が発表されました。
働きがいのある会社ランキングにエントリーした634社の中から、働きがいの水準が高い上位100社(大規模部門15社、中規模部門40社、小規模部門45社の計100社)がベスト100に選ばれました。

おかげさまで、株式会社ソーラーパートナーズは4年連続で働きがいのある会社としてランクインすることができました!
今回は小規模部門で18位と、昨年とちょうど同じ順位でランクインしました!

我々にとっては、ランキングに入ること自体が目的ではなく、働きがいに関する現在の状況を客観的に把握し、今後さらにどんな取り組みを行っていくべきかの課題を抽出することが目的です。
そうは言っても、「働きがいのある会社ベスト100」という栄えあるランキングに名を連ねることができるのは嬉しいものです。

GPTWジャパンによるランキング発表時には、順位の発表に加えて、働きがいに関する参考になる情報発信も色々とありました。
今回は、働きがいのある会社調査の概要や、GPTWジャパンから発信された情報について整理しておきたいと思います。

働きがいのある会社調査とは

この調査を行っているGreat Place to Work Institute(GPTW)は、今から32年前の1991年にアメリカで設立された団体です。
GPTWは、「働きがい」に関する調査・分析を行い、一定の水準に達していると認められた会社や組織を各国の有力なメディアで発表する活動を、世界約100カ国、対象従業員数1020万人超、参加企業数10,000社超と、世界的な規模で実施している専門機関です。

GPTWによると、「働きがいのある会社」とは、快適に働き続けるための就労条件や報酬条件などから実現される「働きやすさ」と、仕事に対するやる気やモチベーションなどから実現される「やりがい」の両方がかね備わった組織のことだそうです。

株式会社ソーラーパートナーズは、GPTWの「働きがい」に関する考え方に共感し、働きがい調査に参加するようになりました。
さまざまな観点から働きがいについて調査を行うことで、どのような点が自社にとっての特徴になっているのか、また、どのような点を改善すれば働きがいをもっと高めることができるのか、調査結果から定量的に把握することができます。
この調査で得られた知見をもとに、株式会社ソーラーパートナーズでは、日々働きがいを高めるための取り組みを行っています。

2023年の全体傾向

ランキング発表では、2023年の全体傾向についても共有されました。

2022年と2023年の2年連続で参加した企業のうち、働きがいスコアが低下した企業の割合は、働きがいスコアが改善した企業の割合よりも多かったそうです。
働きがいスコアが低下した企業が多い中、働きがいスコアを改善できた企業には、企業のミッション・ビジョン・バリューを経営者が自らの言動で体現し、組織として挑戦を称賛しているという特徴があったそうです。
株式会社ソーラーパートナーズにおいても、私自身が会社の理念を体現し、みんなの挑戦を称賛する組織を作っていかなければならないと、背筋が伸びる思いでした。

また、在宅ワークに関する分析結果も印象に残りました。
今回働きがい調査に参加した企業では、約6割が在宅ワークとのハイブリッド型の働き方を採り入れているそうです。
出社率ごとの働きがいを比較すると、出社率が50%程度の会社が、一番働きがいが低いという傾向があったそうです。
出社率が50%程度の会社には、ルールへの納得感や、在宅ワークができる対象者が限定的である点、報酬への納得感など、「公正」に関するスコアが低かったという傾向が見られたそうです。
せっかく在宅ワークを採り入れていても、公正な風土が欠けていると従業員の働きがいが高まらないのだということを思い知らされました。

一橋大学伊藤邦雄名誉教授の話

表彰式の後は、一橋大学の伊藤邦雄名誉教授による基調講演があり、その後は伊藤名誉教授とGPTWジャパンの荒川代表とのトークセッションがありました。

伊藤名誉教授からは「人的資本経営」についての話がありました。
印象に残ったのは、「企業文化作りのために経営者がどれくらい時間を割いているか」も「人的資本投資」だ、という話でした。
私自身、毎月全社員で行う理念研修を企画し、ファシリテーターを務めていることで、それなりに「人的資本投資」をしているような気持ちになっていましたが、今回のお話を聞いて、まだまだやれることがあるのではないかと反省しました。

理念研修の歴史が長くなってきたことに伴って、毎回の流れが確立されてきました。
最近では非常にスムースに理念研修を運営することができるようになってきましたが、この流れに甘んじることなく、もっと良い理念研修のあり方を追求していきたいと今は考えています。

また、社員同士の対話を通じて、会社のパーパスと一人ひとりのパーパスとのつながりに気づくことが大切だという話もありました。
株式会社ソーラーパートナーズでは、3か月ごとに全社員から振り返りシートを提出してもらい、本人と上長とで対話する機会を設けています。
この振り返りシートの内容についても見直しを行い、今よりもさらに意義のある対話ができるような形を模索したいと考えています。

働きがい向上のためにやれることはまだまだありそうです。
これからも引き続き、働きがいを高めるための取り組みに力を入れていきたいと改めて思いました。
働きがいのある会社ベスト100にランクイン