loading…

ミッションの見直し

ソーラーパートナーズではミッション・ビジョン・バリューから成る「理念」があり、この理念をとても大切にしています。
普段の業務で理念を意識した行動をとることができるように、毎月全従業員で理念研修を実施し、理念の理解と共有を深めるようにしています。
理念研修は2部構成になっていて、前半では、「最近1ヵ月であった理念を意識したエピソード」をグループワークの中で全員が発表し、他のメンバーが発表内容に対してコメントするようにしています。
そして後半では、毎月テーマを設定し、グループワークなどで理念について話し合うようにしています。

毎年11月に行う理念研修では、後半の月別テーマを「理念の見直し」にするようにしています。
毎年「理念の見直し」について話し合ってきた結果、理念の文言変更や、新たなバリューの追加などを行い、みんなで理念を磨き上げてきました。
みんなで作り上げてきた理念だからこそ、理念に対して愛着をもつことができ、普段から実践できるようになると考えています。

2019年11月の「理念の見直し」

2019年11月の理念研修でも、後半では「理念の見直し」について話し合いました。
さまざまな意見が出てきた中で多かったのが、「ミッションを見直すべきでは?」という意見でした。

元々、太陽光発電のみを軸として事業活動を行っていたときは、ミッションを「太陽光発電の健全な普及を牽引する」と定めていました。
その後、「太陽光発電」から「住宅」に軸を再設定して事業展開する方針になったのに合わせて、2018年の年末に次のようなミッションに変更しました。

住まいのプロとお客様との縁を結ぶ
課題解決型プラットフォームを構築し
住宅業界の最適化を牽引する

「太陽光発電」から「住宅」を新たな軸とすることを明確にし、また、以前のミッションにあった「業界を牽引する」というニュアンスを残すようにしました。
さらに、自分達が行っている事業を、「課題解決型プラットフォーム」と定義し、ミッションに盛り込みました。
2019年はこの新たなミッションを旗印として活動してきましたが、1年経っても社員にうまく浸透せず、むしろ「変えた方が良い」との話になったわけです。
主な意見としては、ミッションに込めた想い自体は共感できるものの、「課題解決型プラットフォーム」という言葉がわかりにくいため、スッと心に入ってこない、というものでした。

このミッションへの見直しは、事業方針の変更とともに私自身が考えたものだったので、正直ショックでしたが、みんなの胸に響かないミッションを無理やり続ける方が嫌なので、新たなミッションを定めてからわずか1年ですが、再びミッションを見直すことにしました。

2019年12月の理念研修

11月に出てきた「ミッションを見直すべき」という意見をふまえて、翌月の12月の理念研修では「ミッションの見直し」をテーマにみんなで話し合いました。
基本となる考え方は変わらないことを確認した上で、どのような要素がミッションに含まれているべきかについて話し合いました。

理念研修での話し合いの結果、「住宅」という要素と「サービスを利用するユーザーとパートナー企業の双方を幸せにしたい」という要素を含めようということになりました。
この2つの要素を含みつつ、前回の反省を活かしてわかりやすい表現にする、という考え方で文言を検討した結果、新しいミッションは次のようになりました。

住まいのプロに誇りを、
暮らす家族に喜びを。

新しいミッションに込めた想い

ミッションに込めた基本的な考え方は変わりませんが、新たなミッションができたことで、自分たちがやりたいことがイメージしやすくなったように感じます。

私たちのパートナー企業である専門工事店の多くは、下請け工事をこれまでやってきたり、現在でもやっています。
自社で直接お客様から依頼を受ける元請け工事とは違って、下請け工事の場合は元請け企業から工事代を買いたたかれたり、無理な納期を設定されたりすることがあり、自分達が良いと思う工事ができないことが往々にしてあります。
そんなパートナー企業が、お客様と直接話し合って適切な内容で工事を受注し、住まいのプロとして誇りある仕事ができる状況を作りたいと私たちは考えています。
その結果、その家で暮らす家族にとっても、手抜き工事や不必要に高額な工事に苦しめられることなく、そのリフォーム工事で喜びに溢れた生活を送ることができるようになります。
このような私たちの想いを今回のミッションに表現できたのではないかと思っています。

先日実施した1月の理念研修で新しいミッションについて意見を交わしたところ、みんな新しいミッションを気に入ってくれているようでした。
みんなが共感するミッションを定めることができたので、これからはこのミッションの実現に向けて邁進していきたいと思います。